Since 2008.3.19 Last modified :2010.11.28
メニューに戻る
フランス・爆撃機
ロワール・ニューポール 411
所属不明 1940
使用キット : Azur 1/72
制作時期 : 2021 4月
マーキング : キット付属
制作記
組み立ては「面倒」の一言。そこここにミスがあり、説明図は信じられない。 主脚及びその収納部の形は、絶対デタラメなはず。 爆弾周りが完全に欠落、勿論プロペラ回転面の外に押し出す、投下装置も省略されている。 20mm機関砲一門搭載のはずだが、その位置は不明。操縦席の位置からみて、モーター・カノンは不可能。 だが、詳細な図面がなく、以上修正は断念。
塗装は下面はライトグレー。 上面はブルーグレーの地に、カーキとダークブラウンまだら迷彩。
機体について調べてみるとまず、ロワール・ニューポール 401 が艦上爆撃機として誕生。 急降下爆撃として設計されたため、試作機垂直尾翼にはエアブレーキがついていたが、 量産機では省略され、主脚をエアブレーキとして使ったらしい。
411 は、401から主翼の折り畳み機構や着艦フックなどを取り去り、陸上機としたもの。 空軍用に完成した機体も海軍に譲渡され、完成機はすべて海軍の所属となった。 電撃戦が始まると、ドイツ陸軍の機甲部隊阻止のため、 対地攻撃に出撃したが、ほぼ全滅したと言う。
それにしても不思議な機体だ。艦載機とは到底思えない。 どんな使い方を想定して設計したのだろうか。 ソ連のシュトルモビークのような、近接支援機なら単座でもいいだろう。 だが空母からの出撃後、航法はどうするつもりだったのだろう。 複座の誘導機を使うとしても、攻撃でバラバラになり、 逸れてしまったら単座での帰還は不可能だろう。 米軍機に比べ見劣りする99艦爆に、はるかに及ばない機体としか思えない。
前のページに戻る
IT関連のページへ
あなたのアドレス18.117.162.216
Nikon
Z-6
Nikon
EL Nikkor 80mm f5.6
撮影データ
撮影モード : Manual
絞り : 45
シャッター速度 : 1/8〜1/15秒