オランダ
デ=シェルデ S.21
De Schelde S.21 / 実戦配備想定の架空機体
使用キット : RS models 1/72
制作時期 : 2011.9月
オランダ空軍 実戦配備想定の架空機体。
制作記 RS models 第二作目。だいたいこのメーカーの実力がわかった。全てを疑いながら作る必要がある。
それには詳細な図面などの資料が必要なのだが、
それが存在しないマイナーな機体を製品化するのがこのメーカーの生命線でもある。
結論としては、他社にキットが存在するなら、避けるべきメーカーだと思う。
De Schelde S.21 と言う機体も怪しげな機体だと思う。「本当に飛べるの?!」

1000馬力級の液冷エンジンの入手困難の打開策として、
500馬力エンジン2基を使用したフォッカーD-23と大きさを比較すると、1/2の大きさだ。

親戚のエンジンを搭載し、同じ双胴・推進式のJ-21Aと比較してもやはり1/2の大きさだ。
上の写真「青」の位置に、左右2挺づつ機関銃装備なので、計4挺に囲まれた胴体中央部は弾薬のスペースだろう。
「赤」の位置にはラジエター、オイルクーラーが配置されていて、
「赤」から排気口の「緑」までの胴体下部には空気の流れを遮る搭載物は置くことが出来ない。
・・・すると無線機とバッテリー、オイルや冷却液、特に重量変化を生じ、重心位置から遠くに配置できない燃料をどこに搭載するのだろう。
極薄の主翼にはそのスペースはなさそうだ。プロペラは極小で、DB600系エンジンの1000馬力を生かせるのだろうか。
心配になり、Bf-109Eのペラを先端2ミリを切り詰め取り付けてみたが、ちょっとでも機首上げ姿勢をとると地面をたたく。
私としては、とても実際に飛べる飛行機とは思えない。
そこで塗装は銀色の実験機で行こうかと思ったら、すでに私のイメージした仕上りの作例があった。
店頭でそれを見た瞬間、気が変わって、またまた実戦配備想定の架空機体の塗装・マーキングとした。