「超小型軽量レンズ」APR.2022
ORION-15 28mm F6(ライカL)
ソ連製 ORION-15 28mm F6 シリアル N640173
手持ちの5〜6本のライカLマウントソ連製レンズを、2006年頃に黒塗装した。使用したのは関西ペイント
のレタン4000。二液式のウレタン塗料で、15年以上の使用にも充分耐えている。
シリアルから分かるように、1964年の製造である。「一応カメラも持っていくか。」などと、撮影目的
以外の外出で、使用頻度の高いレンズだ。理由は「超小型軽量」だから。手持ちのレンズを活かすなら、フル
サイズのカメラを使いたい。すると、カメラ本体だけでもかさばり、結構な重さになるからだ。
所持するレンズ中最軽量。僅か100g (ライカMLリングとリアキャップを含む)
ML変換リングとリアキャップ付きであるから、単独なら100gを切る。
同じ28mmレンズの比較
左上:PENTAX S−Takumar 28mm F3.5 230g
上中:USSR Mir−10A 28mm F3.5 530g
右上:Nikon Nikkor−H 28mm F3.5 240g
左下:Nikon W−Nikkor 28mm F3.5 250g
右下:USSR ORION−15 28mm F6 100g
オリオンは4群4枚のトポゴンタイプのレンズで、ゾルキー等のソ連製、Lマウントのレンジファインダー
カメラのための交換レンズだ。したがって、距離計の制約から最短撮影距離は1mまでだ。
ヘリコイド付きマウントアダプターを使って、ニコンZ6に装着。
3/28(月)お台場へ、カメラ持ってお出かけ。
大分サクラの開花が進んだようだ。接写ヘリコイドを使って、肉薄撮影してみた。
後方のボケも特に問題無し。
無限遠の描写も割と優秀
画面左上を拡大
画面隅では幾分光量低下があるが、形の崩れは少なく、小型軽量なのに優秀だと思う。
以下、適当にシャッターを切ってみた。
目に飛び込んでくる風景を、あまり考えず気楽に撮れる。風景なら普通、ピントも絞りも触る必要はなく、
シャッターを押すだけだからだ。
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